11 ,2011
ヒミズ
「ヒミズ」を読んだ
滅多にアニメは読まない
でも
この本だけは気になってた・・・
笑えない漫画
絶望は文字通り希望が断絶されること
たった15歳やそこらの少年が先進国日本で本当に絶望しているのは
単純に与えられるべき人の温かさや衣食住への不足ではない
彼はそれらを含めて社会にあるすべてのレールに対する
どうしようもない矛盾とその不公平に気づいてしまった
気づかなければ何も壊れずそのまま進められる人生なのかもしれないという虚しさも
どうしようもない・・・父
どうしようもない・・・母
こんな世界
現実にあったら
地獄
救いはない・・・
子供・・・って
親にとって
大人にとって
すべてを捧げて慈しんで生れ落ちてから
育てていくこと
そう信じてきたことが
間違ってなかったってこと
犬のしつけと違って
何もかもが真剣にそのときそのときに
向き合わないと
取り返しがつかない
「世の中にはとてつもなく苦しいハンディを背負っても明日に向かい頑張って生きている人がたくさんいるんだ」
「いいかい!?地獄ってのはねそんなモンじゃないよ!一生だよ一生!! 一生つらく悲しく苦しい日々を生きていく事なんだよ!!それを1年でさっさと逃げちゃおうなんて虫がよすぎる!!冗談じゃないよ!」
この台詞・・・変態男がまっとうなことをいう台詞
頭では分かってても
言うのは簡単
でも
なんだか、主人公「住田」が・・・・。
愛ある世界で良かった・・・。
スポンサーサイト